「暑中見舞いと残暑見舞いって、いつ出すのが正解なの?」「今年こそは送りたいけど、どんなデザインを選べばいいの?」
うだるような夏の暑さが本格化すると、ふと頭をよぎるのが暑中見舞いや残暑見舞いのことではないでしょうか。日頃お世話になっている方々へ、夏の健康を気遣う気持ちを伝えたい。でも、いざ準備を始めようとすると、送る時期やマナー、正しい書き方など、意外と知らないことが多くて戸惑ってしまいますよね。
特に、最近では手軽に利用できるはがき印刷サービスも増え、「どこに頼むのが一番良いんだろう?」「おしゃれなデザインはどこにある?」といった疑問も尽きません。大切な方へのご挨拶だからこそ、失礼なく、そして心を込めた一枚を送りたい――そう考えるのは当然です。
ご安心ください。この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決できるよう、暑中見舞い・残暑見舞いに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたは自信を持って夏の挨拶状を準備し、大切な方へ心温まるメッセージを届けられるようになるでしょう。
具体的には、以下のポイントを徹底的に深掘りしていきます。
- 暑中見舞い・残暑見舞いの基本的な意味と、送るべき目的
- 「いつからいつまで」が正しい?最適な投函時期と、時期を逃してしまった場合の対処法
- 「これで完璧!」失敗しないための基本的なマナーと、すぐに使える豊富な文例集
- デザイン選びに迷わない!おすすめのはがき印刷サービス5社を徹底比較
この記事を最後まで読めば、今年の夏は、迷うことなくスムーズに暑中見舞い・残暑見舞いを送ることができるはずです。さあ、一緒に夏の挨拶状準備を始めましょう!
暑中見舞い・残暑見舞いとは?それぞれの意味と目的
夏の盛りになると耳にする「暑中見舞い」や「残暑見舞い」という言葉。漠然と「夏の挨拶状」というイメージはあるものの、具体的にどのような違いがあり、なぜ送るのかを明確に説明できる方は少ないかもしれません。実はこれらの挨拶状には、日本の豊かな季節感と、相手を思いやる心が込められています。
ここでは、暑中見舞いと残暑見舞いのそれぞれの意味、そしてなぜ夏にこれらの挨拶状を送るのか、その目的について詳しく解説します。それぞれの違いを理解することで、より心遣いのこもった一枚を送ることができるようになるでしょう。
暑中見舞いとは
暑中見舞い(しょちゅうみまい)とは、一年で最も暑さが厳しい時期に、相手の健康を気遣い、安否を尋ねる季節の挨拶状です。同時に、無事に過ごしていることの近況報告やお礼を伝える目的も持ちます。夏の暑さは体調を崩しやすい時期であるため、「お元気でお過ごしでしょうか」といった気遣いの言葉が中心になります。
ちょうどお盆の時期と重なることもあり、親しい友人や遠方の親戚、日頃お世話になっている方々へ、日頃の感謝やご無沙汰へのお詫び、近況報告などを兼ねて送られます。年賀状が「新年の慶事を祝う」ものであるのに対し、暑中見舞いは「夏の時候の挨拶」という位置づけです。
昔から、日本の夏は厳しい暑さに見舞われることが多く、体調を崩しやすい時期でした。そのため、直接会って相手の健康状態を確認できない遠方の方々に対し、お見舞いの気持ちを伝える習慣として定着しました。この背景には、人々が互いの健康を気遣い合う温かい心が息づいています。
残暑見舞いとは
一方で、残暑見舞い(ざんしょみまい)は、夏の盛りを過ぎ、立秋を過ぎてなお残る暑さの中で、相手の体調を気遣う挨拶状です。暑中見舞いの期間を過ぎてしまった場合や、立秋を過ぎてから本格的な暑さが始まった場合などに送ります。
「残暑」という言葉が示す通り、「まだ暑さが残っていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか」といった意味合いが込められています。夏の終わりを告げ、涼しくなることを願う気持ちや、秋に向けての健康を気遣うメッセージが中心となります。
具体的には、立秋(8月7日頃)を過ぎてから送るのが一般的ですが、地域によっては残暑が長く続くため、9月に入ってから送ることもあります。暑中見舞いと残暑見舞いは、送る時期によって使い分ける必要があり、この使い分けが日本の季節感を大切にするマナーの一つとなっています。
暑中見舞い・残暑見舞いを送る目的
暑中見舞いや残暑見舞いを送る目的は、単なる季節の挨拶以上の意味を持ちます。主な目的は以下の通りです。
- 相手の健康を気遣うため
夏の暑さは、老若男女問わず体調を崩しやすい時期です。猛暑が続く中、相手が元気で過ごしているかを気遣う気持ちを伝えることが、第一の目的です。 - 近況報告とご無沙汰のお詫び
日頃なかなか会えない方や、ご無沙汰している方に対し、自分の近況を簡潔に報告し、日頃のご無沙汰をお詫びする機会としても活用されます。これにより、疎遠になりがちな関係性を保つ役割も果たします。 - 感謝の気持ちを伝えるため
お中元のお礼や、夏に受けたお世話に対する感謝の気持ちを伝える際にも用いられます。形式的になりがちな返礼も、季節の挨拶状に込めることで、より丁寧で心温まる印象を与えることができます。 - お詫びや報告のため
年賀状のやり取りができなかった方への遅れた挨拶(喪中の場合を除く)や、結婚・出産などの慶事の報告を兼ねて送ることもあります。ただし、この場合は季節の挨拶が主目的であることを忘れず、簡潔に済ませましょう。 - ビジネス上のコミュニケーションのため
個人間のやり取りだけでなく、ビジネスシーンでも顧客や取引先への配慮を示すために送られます。企業のイメージアップや、良好な関係維持に繋がる大切な機会となります。
このように、暑中見舞いと残暑見舞いは、日本の厳しい夏を乗り切る中で、人々の絆を深めるための大切な習慣として受け継がれています。単なる形式にとどまらず、そこには相手への温かい気遣いと感謝の気持ちが込められていることを理解しておきましょう。
暑中見舞い・残暑見舞いを出す時期はいつからいつまで?
暑中見舞いや残暑見舞いを送る際に最も頭を悩ませるのが、「いつからいつまでに出せばいいの?」という時期の疑問ではないでしょうか。送るタイミングを間違えると、せっかくの心遣いが台無しになってしまうこともあります。
夏の挨拶状は、日本の季節の移ろいに合わせて適切な時期に送ることが重要です。ここでは、暑中見舞いと残暑見舞いのそれぞれの最適な投函時期を詳しく解説し、もし時期を過ぎてしまった場合の対処法についてもご紹介します。
暑中見舞いの投函時期
暑中見舞いを送る期間は、一般的に「小暑(しょうしょ)から立秋(りっしゅう)の前日まで」とされています。この期間を過ぎてしまうと、残暑見舞いへと切り替えるのがマナーです。
- 小暑(7月7日頃):二十四節気の一つで、梅雨が明け、本格的な暑さが始まる頃とされています。この日を暑中見舞いの期間の始まりとするのが一般的です。ただし、梅雨明けが遅れる場合は、梅雨が明けてから送るのがより適切とされています。
- 立秋(8月7日頃)の前日まで:立秋は暦の上では秋の始まりを意味し、この日を境に「残暑」となります。そのため、暑中見舞いは立秋の前日までに到着するように送るのが基本です。
つまり、7月上旬(小暑)から8月6日頃までが、暑中見舞いの投函に適した期間と言えるでしょう。この期間内に送ることで、まさに「暑い盛り」に相手を気遣う気持ちが伝わります。
なお、お中元のお礼を兼ねて暑中見舞いを送る場合は、お中元をいただいてからできるだけ早く、この暑中見舞いの期間内に送るように心がけましょう。
残暑見舞いの投函時期
残暑見舞いを送る期間は、「立秋から8月末まで」が一般的です。暑中見舞いの期間を過ぎてしまった場合や、立秋を過ぎても厳しい暑さが続く場合に送ります。
- 立秋(8月7日頃):この日から残暑見舞いの期間に入ります。暦の上では秋ですが、実際にはまだまだ暑さが厳しいため、残暑見舞いとして引き続き相手を気遣います。
- 8月31日まで:残暑見舞いは、一般的に8月末までに出すものとされています。9月に入ると、もう残暑見舞いとしては遅いという認識が強くなります。
そのため、8月7日頃(立秋)から8月31日までが、残暑見舞いの投函に適した期間です。この期間に送ることで、「残る暑さ」の中での気遣いを適切に表現できます。
まとめると、夏のご挨拶状は以下のように使い分けると良いでしょう。
- 7月上旬(小暑)~8月6日(立秋の前日):暑中見舞い
- 8月7日(立秋)~8月31日:残暑見舞い
この目安を意識することで、マナーに沿ったご挨拶が可能です。
時期を過ぎてしまったら?
もし、うっかり暑中見舞いや残暑見舞いを出す時期を過ぎてしまった場合でも、諦める必要はありません。そのまま何も送らないよりは、時期に応じた別の挨拶状を送るのが賢明です。
9月以降に送る場合:季節の挨拶状、または手紙として
残暑見舞いの期間である8月末を過ぎて9月に入ってしまった場合は、「残暑お見舞い」という形では送らないのがマナーです。代わりに、以下のような形で送ることを検討しましょう。
- 一般の「時候の挨拶」として手紙を送る:特定のお見舞いではなく、時候の挨拶を兼ねた一般的なお手紙として送ります。「〇〇の候、皆様におかれましては~」といった形で、季節に合わせた挨拶文で始めるのが良いでしょう。
- 「ご無沙汰しております」の手紙を送る:単にご無沙汰のお詫びと近況報告を兼ねた手紙として送ります。季節の挨拶にこだわりすぎず、素直に連絡が遅れたことを伝える形です。
この場合、季節感を意識しつつも、あくまで「暑中見舞い」や「残暑見舞い」とは異なる位置づけであることを明確にしましょう。特に、喪中の相手へ送る場合は、さらに慎重な配慮が必要です。
大切なのは、時期が多少ずれたとしても、「相手を気遣う気持ち」そのものです。迷ったら、無理に形式にこだわりすぎず、心を込めたメッセージを届けることを優先してください。ただし、目上の方やビジネス関係の方へ送る場合は、特にマナーを意識した対応を心がけましょう。
暑中見舞い・残暑見舞いの基本的なマナーと書き方
暑中見舞いや残暑見舞いの意味と送る時期を理解したら、次に気になるのは「具体的にどう書けばいいの?」という点ではないでしょうか。夏の挨拶状には、年賀状と同様に独特のマナーやルールが存在します。
相手に失礼なく、そしてあなたの気遣いを適切に伝えるためには、正しい書き方を把握しておくことが不可欠です。このセクションでは、はがきの選び方から、意外と知られていない句読点の扱い、避けるべきタブーな表現、そして基本的な構成要素まで、暑中見舞い・残暑見舞いを書く上で押さえておくべきポイントを詳しく解説します。
ぜひ、あなたらしい一枚を作成するための参考にしてください。
はがき選びと切手のマナー
暑中見舞いや残暑見舞いを送る際、まず考えたいのが「はがき選び」です。適切なはがきと切手を選ぶことも、マナーの一つとなります。
- 通常はがき(郵便はがき):
最も一般的なのは、郵便局で販売されている通常はがきです。インクジェット紙など、自宅のプリンターで印刷しやすい種類も選べます。デザインは、夏らしい涼やかなものや、季節の花(ひまわり、朝顔など)、夏の風景(海、花火など)が人気です。 - 「かもめ~る」(夏のおたより郵便葉書):
以前は夏限定の「かもめ~る」がありましたが、2020年で発行が終了しています。現在は、通常の郵便はがきを使用します。過去に「かもめ~る」で送っていた方も、今後は通常の郵便はがきを選びましょう。 - 私製はがき:
自分でデザインしたはがきや、印刷サービスで作成したはがきを使用する場合、私製はがきを選ぶことになります。私製はがきの場合は、切手を貼る必要があります。この切手にもマナーがあります。
切手の選び方
暑中見舞い・残暑見舞いは、お祝い事ではないため、年賀状のように特殊な切手を選ぶ必要はありません。通常の普通切手で問題ありませんが、季節感を意識して「夏らしいデザインの記念切手」を選ぶと、より丁寧な印象を与えられます。
例えば、花火や金魚、朝顔などのイラストがあしらわれた季節限定の切手があれば、そちらを選ぶのも良いでしょう。ただし、慶事用(お祝い事)や弔事用(お悔やみ事)の切手は選ばないよう注意してください。
また、インクジェット紙対応のはがきは、写真が鮮明に印刷できるため、家族写真などを入れる場合に適しています。
句読点や忌み言葉の注意点
挨拶状全般に言えることですが、暑中見舞い・残暑見舞いにも、特有の表現マナーがあります。特に注意したいのが、句読点と忌み言葉です。
- 句読点(「、」や「。」)は使わないのが正式なマナー:
年賀状や喪中はがきと同様に、暑中見舞いも儀礼的な書状にあたるため、伝統的には句読点を使用しないのがマナーです。これは、日本の縦書きの文章で句読点を使わない習慣があったことに由来します。句読点の代わりに、スペースを空ける、改行するなどして文章の区切りを示しましょう。現代ではカジュアルな相手であれば気にしない人も増えていますが、目上の方やビジネス関係の方へ送る場合は、このマナーを守るのが無難です。 - タブーな表現(忌み言葉)に注意:
暑中見舞いや残暑見舞いは、相手の健康を気遣う挨拶状であり、不幸を連想させる言葉は避けるべきです。- 不幸を連想させる言葉:「去る」「失う」「終わる」「滅びる」「枯れる」など。
- 重ね言葉:「重ね重ね」「度々」「いよいよ」「次々」など、不幸が重なることを連想させる言葉も避けるのが一般的です。ただし、暑中見舞いの場合は「くれぐれも」など、強調の意味で使う分には許容されることもあります。
- お祝いの言葉:「おめでとうございます」「ご盛栄をお祈り申し上げます」など、慶事を祝う言葉は避けてください。あくまで「時候の挨拶」であることを忘れないようにしましょう。
また、相手の状況を考慮せず、過度に明るすぎるデザインや派手な色彩も避けるべきです。涼やかさや落ち着きのあるデザインを選ぶのが適切です。
基本的な構成要素と例文
暑中見舞い・残暑見舞いは、通常、以下の5つの要素で構成されます。それぞれの要素に何を書き、どのような表現をすると良いかを見ていきましょう。
- 時候の挨拶(主文):
文の冒頭に書く最も重要な部分です。季節の挨拶の言葉を述べ、相手の安否を気遣います。暑中見舞いの場合:
「暑中お見舞い申し上げます」
「酷暑の候、皆様にはいかがお過ごしでしょうか」残暑見舞いの場合:
「残暑お見舞い申し上げます」
「立秋とはいえ、厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」 - 相手の安否を尋ねる言葉と近況報告:
相手の健康や日頃の感謝を述べ、自分の近況を簡潔に伝えます。「皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます」
「おかげさまで、私ども家族一同元気に過ごしております」
「平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます」 - 今後の健康を気遣う言葉(結びの挨拶):
相手の体調を気遣う言葉で締めくくります。「酷暑の折、どうぞご無理なさらないでください」
「厳しい暑さが続きますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」
「残暑厳しき折柄、どうぞご無理なきようご自愛ください」 - 日付:
はがきを作成した日付を記載します。月までで構いません。「令和〇年七月」
「令和〇年八月」ポイント:日付は「〇年〇月」と漢数字で書くのが一般的です。「〇〇年七月上旬」のように、さらに具体的にしても良いでしょう。投函日ではなく「作成した月」を書きます。
- 差出人情報:
差出人の郵便番号、住所、氏名を記載します。連名で送る場合は、世帯主の名前を右に、その左に配偶者、さらに左に子供の名前を続けます。
これらの基本要素を押さえることで、失礼のない夏の挨拶状を作成できます。次のセクションでは、具体的な状況に応じた文例を多数ご紹介しますので、そちらも参考にしながら、あなたらしい一枚を作成してみてください。
ケース別!暑中見舞い・残暑見舞いの文例集
暑中見舞い・残暑見舞いの基本的なマナーや書き方を理解したところで、いよいよ実践です。しかし、いざ筆を取ろうとすると、「どんな言葉を選べばいいんだろう?」「相手に合わせた表現って?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
夏の挨拶状は、送る相手との関係性や、伝えたい内容によって最適な表現が異なります。友人や知人、ビジネス関係者、そして目上の方々には、それぞれにふさわしい言葉遣いと文面があります。
ここでは、さまざまな状況に合わせた文例を具体的にご紹介します。これらの文例を参考に、あなたの気持ちが伝わる一枚を作成してください。
友人・知人へ送る場合
親しい友人や知人には、かしこまりすぎず、親しみを込めたメッセージを送るのがポイントです。近況報告を交えたり、相手の体調を気遣いつつ、再会を願う言葉を入れると良いでしょう。
【暑中見舞い】友人・知人向け文例
暑中お見舞い申し上げます 〇〇さん、お元気ですか? 毎日猛暑が続きますが、体調を崩していませんか。 私は夏バテ気味ですが、なんとか元気に過ごしています。 先日、共通の友人の△△から連絡があり、〇〇さんが昇進したと聞きました! 本当におめでとうございます。 なかなか会えないけれど、近いうちにぜひ食事にでも行きたいね。 暑い日が続くから、くれぐれも無理しないで、夏を楽しんでください。 令和〇年七月 (あなたの氏名)
【残暑見舞い】友人・知人向け文例
残暑お見舞い申し上げます 〇〇、元気にしてる? 立秋とは名ばかりの、厳しい残暑が続いているけど、夏バてしてない? こないだ会った〇〇と△△も、みんな元気にしてたよ。 私も、暑さに負けず、夏休みは実家に帰省してリフレッシュできたよ。 〇〇も体調には気を付けて、この夏を乗り切ろうね。 また近いうちに連絡するね! 令和〇年八月 (あなたの氏名)
ビジネス関係者へ送る場合
取引先や顧客など、ビジネス関係の方へ送る場合は、丁寧さと簡潔さを重視します。相手の事業の発展を願う言葉や、日頃の感謝を伝える言葉を盛り込みましょう。ビジネス用は、私用よりもフォーマルな表現を心がけます。
【暑中見舞い】ビジネス関係者向け文例
暑中お見舞い申し上げます 貴社におかれましては いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます 連日の猛暑でございますが 皆様にはお変わりなくご活躍のことと存じます 弊社におきましても 社員一同力を合わせ業務に励んでおります 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます 時節柄 皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます 令和〇年七月 株式会社〇〇(あなたの会社名) 代表取締役 〇〇〇〇(あなたの氏名)
【残暑見舞い】ビジネス関係者向け文例
残暑お見舞い申し上げます 貴社におかれましては いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございます 立秋とは申しますが 依然として厳しい残暑が続いております 皆様にはくれぐれもご無理なさいませんようご自愛くださいませ 今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます 末筆ではございますが 貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます 令和〇年八月 株式会社〇〇(あなたの会社名) 代表取締役 〇〇〇〇(あなたの氏名)
目上の方へ送る場合
恩師や上司、親戚の年長者など、目上の方に送る場合は、最も丁寧な言葉遣いを心がけましょう。句読点を使用せず、改行で区切るなど、正式なマナーに則って作成します。時候の挨拶も、より格式高い表現を選ぶのが適切です。
【暑中見舞い】目上の方向け文例
暑中お見舞い申し上げます 酷暑の候 〇〇様におかれましては 益々ご清祥のこととお慶び申し上げます 日頃はひとかたならぬご厚情を賜り 心より御礼申し上げます おかげさまで 私ども家族一同つつがなく過ごしております 時節柄 何卒ご無理なきようご自愛くださいませ 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます 令和〇年七月 (あなたの氏名)
【残暑見舞い】目上の方向け文例
残暑お見舞い申し上げます 立秋の候 〇〇様におかれましては いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます 残暑厳しき折柄 何卒ご無理なきようご自愛専一にてお願い申し上げます 末筆ながら 〇〇様のご健勝を心よりお祈り申し上げます 令和〇年八月 (あなたの氏名)
喪中の場合(自分が喪中/相手が喪中)
喪中の場合は、年賀状と同様に配慮が必要です。自分が喪中の場合、相手が喪中の場合で対応が異なりますので、しっかりと確認しましょう。
自分が喪中の場合
身内に不幸があり、自分が喪中の場合は、暑中見舞い・残暑見舞いではなく、「暑中お伺い」「残暑お伺い」として送るのが一般的です。喪中期間は喪に服すため、お祝いやお見舞いの性質を持つ挨拶状は控えます。
この場合、華やかなデザインは避け、落ち着いた色合いのはがきを選びましょう。また、文面には喪中であることを直接的に書く必要はありません。あくまで、近況報告と相手への気遣いを伝える内容に留めます。暑中お伺い申し上げます 厳しい暑さが続いておりますが 〇〇様にはお変わりなくお過ごしでしょうか この夏をいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか 私どももおかげさまでつつがなく暮らしております ご心配をおかけいたしましたことと存じますが ようやく落ち着きを取り戻しつつございます 暑さ厳しき折 くれぐれもご無理なさいませんようご自愛ください 令和〇年七月 (あなたの氏名)
相手が喪中の場合
相手が喪中の場合も、お祝いの意味合いが強い暑中見舞い・残暑見舞いは避けるのがマナーです。代わりに、こちらも「暑中お伺い」「残暑お伺い」として送るか、時期をずらして「お悔やみのお手紙」とするのが適切です。
文面では、相手の心情に配慮し、故人への言及は避けるか、ご遺族への温かい気遣いの言葉に留めましょう。派手なデザインは避け、シンプルなはがきを選びます。
残暑お伺い申し上げます 立秋の候 〇〇様におかれましては お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか 暑さ厳しき折 くれぐれもご無理なさいませんよう ご自愛のほどお祈り申し上げます 令和〇年八月 (あなたの氏名)
これらの文例はあくまで参考です。相手への感謝や気遣いの気持ちを一番に考え、あなたの言葉でアレンジしてみてください。心のこもったメッセージは、きっと相手に伝わるはずです。
暑中見舞い・残暑見舞い印刷はどこで頼む?おすすめサービス5選
暑中見舞い・残暑見舞いの基本的なマナーや書き方が分かったところで、「じゃあ、どこで印刷すればいいの?」という疑問が浮かびますよね。近年は、高品質なはがき印刷を自宅にいながら手軽に注文できるネット印刷サービスが非常に充実しています。
「でも、たくさんありすぎて、どこを選べば良いか分からない…」と迷ってしまう方も多いでしょう。デザインの豊富さ、価格、納期、宛名印刷の有無など、サービスごとに特徴はさまざまです。
このセクションでは、数あるネット印刷サービスの中から、特に暑中見舞い・残暑見舞いの作成におすすめの5社を厳選してご紹介します。各サービスの特徴を比較し、あなたのニーズに合った最適な一枚を見つける参考にしてください。
挨拶状.com
挨拶状.comは、年賀状印刷で高い人気を誇るサービスですが、暑中見舞い・残暑見舞い印刷にも力を入れています。その最大の魅力は、豊富なデザインの種類と高い品質にあります。スタンダードなものからおしゃれな写真入りデザインまで、幅広い選択肢から選べます。
また、宛名印刷が無料で利用できる点も大きなメリットです。手書きの手間を省きたい方や、大量に送る予定がある方には特に便利でしょう。さらに、最短翌営業日出荷という迅速な対応も魅力で、急ぎの場合でも安心して注文できます。操作画面も分かりやすく、初めての方でも迷わずに注文できるでしょう。
はんこ屋さん21
はんこ屋さん21は、名前の通り「はんこ」がメインの店舗ですが、実ははがき印刷サービスも充実しています。暑中見舞い・残暑見舞いに関しても、豊富な絵柄と文例を自由に組み合わせられるのが特徴です。
テンプレートの種類も豊富で、個人向けからビジネス向けまで、幅広いニーズに対応しています。店舗が全国にあるため、直接相談できる安心感や、仕上がりを店頭で確認できる点は、ネット印刷が不安な方にとって大きな利点です。また、宛名印刷も依頼できるため、忙しい方でもスムーズに準備を進められます。
プリントパック
プリントパックは、ビジネスユースから個人まで、幅広い印刷物に対応する大手ネット印刷サービスです。暑中見舞い・残暑見舞い印刷においては、コストパフォーマンスの高さが最大の魅力と言えるでしょう。
高品質な印刷をリーズナブルな価格で提供しており、大量に印刷したい場合には特におすすめです。テンプレートのデザイン数は他社と比較して少なめですが、自分で作成したオリジナルデザインを持ち込みたい方には、自由度の高さが強みになります。シンプルなデザインを求める方や、印刷コストを抑えたい方は検討してみる価値があるでしょう。
Cardbox
Cardbox(カードボックス)は、キャラクターデザインが充実している点が特徴的な印刷サービスです。特に、ハローキティやマイメロディ、リラックマ、すみっコぐらしといった人気キャラクターの暑中見舞いデザインを多数取り扱っています。
お子さんのいる家庭や、キャラクター好きの方に送る場合に喜ばれるでしょう。また、写真入りのデザインも豊富に用意されており、家族写真などを入れてオリジナルのはがきを作成したい方にもおすすめです。宛名印刷が無料で利用できるため、デザイン性だけでなく実用性も兼ね備えています。
アスクルパプリ
オフィス用品の通販でおなじみの「アスクル」が運営する印刷サービス、アスクルパプリも暑中見舞い・残暑見舞い印刷に対応しています。ビジネス用途に強いのが特徴で、夏季休業のお知らせを兼ねたデザインなど、企業向けのテンプレートが充実しています。
法人での利用を考えている企業にとっては、非常に便利な選択肢となるでしょう。また、最短5分でデザイン作成(宛名印刷を除く)が可能という手軽さも魅力です。基本料金なしで1枚5円から宛名印刷も可能と、費用を抑えたい場合にもおすすめです。スピーディーな対応と、ビジネスシーンに特化したデザインを求める方には最適なサービスと言えます。
よくある質問(FAQ)
暑中見舞いを出す時期はいつからいつまで?
暑中見舞いを出す時期は、一般的に「小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の前日まで」とされています。梅雨明けが遅い場合は、梅雨明けを待ってから送るのがより適切です。相手が受け取る時期を考慮し、この期間内に届くように投函しましょう。
暑中見舞いはいつまでに出す?
暑中見舞いは、立秋の前日である8月6日頃までに相手に届くように出すのがマナーです。この時期を過ぎてしまった場合は、残暑見舞いとして送るのが一般的です。もし残暑見舞いの時期(8月末まで)も過ぎてしまった場合は、9月以降は「残暑お見舞い」としては送らず、通常の「時候の挨拶」として手紙を送る形に切り替えましょう。
残暑見舞いの基本的なマナーは?
残暑見舞いの基本的なマナーは、暑中見舞いと共通する部分が多いです。以下の点に注意しましょう。
- 時期:立秋(8月7日頃)から8月末までが一般的です。
- はがき:夏らしい涼やかなデザインや、秋の気配を感じさせるデザインを選びましょう。切手も季節感を意識するとより丁寧です。
- 文面:句読点を使わないのが正式なマナーです。改行やスペースで区切りをつけましょう。
- 忌み言葉:「去る」「失う」「終わる」など、不幸を連想させる言葉や、重ね言葉は避けてください。
- 構成:「残暑お見舞い申し上げます」で始まり、相手の健康を気遣い、結びの言葉と日付、差出人情報を記載します。
暑中見舞いと残暑見舞いの違いは?
暑中見舞いは、一年で最も暑さが厳しい時期(小暑から立秋の前日まで)に、相手の健康を気遣い安否を尋ねる挨拶状です。一方、残暑見舞いは、立秋を過ぎてなお残る暑さの中で(立秋から8月末まで)、相手の体調を気遣う挨拶状です。時期によって使い分けるのが大きな違いであり、それぞれの言葉に込められた季節感が異なります。喪中の場合は、どちらも「お伺い」という形に切り替えるのがマナーです。
まとめ
この記事では、暑中見舞い・残暑見舞いの基本的な知識から、送る時期、押さえておきたいマナー、そして具体的な文例までを網羅的に解説しました。また、手軽に高品質なはがきを準備できるおすすめの印刷サービスもご紹介しました。
夏の挨拶状は、日頃お世話になっている方々へ、猛暑の中の健康を気遣い、感謝の気持ちを伝える大切なコミュニケーションツールです。形式的なものと捉えられがちですが、「相手を思う気持ち」が何よりも重要です。
ご紹介した情報を参考に、あなたの心が伝わる一枚をぜひ作成してみてください。ネット印刷サービスを上手に活用すれば、デザイン選びから宛名印刷までスムーズに進められ、忙しい夏でも気軽に準備ができます。今すぐお気に入りのサービスで、大切な方への夏の挨拶状を準備し、心温まる絆を深めましょう!
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